Duet AI for Google Workspace が Gemini へとリニューアル
Google Workspace:すでに 100 万人以上の人々が、Duet AI を通じて生産性と創造性を高めるために Help me write などの機能を活用しています。Duet AI for Workspace は Gemini for Workspace となり、間もなく Google One AI Premium Plan に加入したユーザーも Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet で Gemini をお使いいただけるようになります。
https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/google-gemini-update-sundar-pichai-2024
2024年2月8日、Duet AI for Google Workspace が Gemini へとリニューアルすることがGoogle Cloud 公式ブログで発表されました。
本記事の、「Duet AI」に関しては記事公開時の情報となっており、続報が入り次第順次加筆修正して参ります。
Google Workspace はここ1年で300回のリリースを実施
Google Workspace Update Blog をご存知でしょうか?このブログでは、 Google Workspace のアップデート情報がブログ記事として投稿されているのですが、かなりの高頻度で記事が公開されています。「公開頻度が多い」ということは「それだけ Google Workspace のアップデート頻度が高い」ということであり、それだけ Google は Workspace に対して、大きな期待をかけていることがわかります。しかし・・・まさか年間で300回もリリースしていたとは・・・これだけの数のアップデートを実現したプロダクトチームはすごいとしか言いようがありません。
Gemini ( Duet AI ) for Google Workspace のユーザーが100万人を突破!
これはどういうカウントになっているのか、よくわからなかったのですが、 Gemini ( Duet AI ) for Google Workspace のユーザーが100万人を突破したそうです。これは限定プレビューで利用しているユーザーが主な利用者になるのだと思われます。また、既に Google の社員も Gemini を利用して業務を行っているということなので、もしかすると、社員も含まれているのでしょうか。どちらにしても、有料版の提供はこれからになるので、有料ユーザーについてはまだ1人もいない状況だと思います。
Google Workspace の導入企業が1000万社を突破!
もう一つ Google から嬉しい発表がありました。 Google は2019年のブログ記事で、 Workspace の導入企業が500万社を突破したことを発表しましたが、あれから4年後、ついに導入企業数が1000万社を突破しました。私自身も Google Workspace のユーザーであることから、この発表は非常に嬉しくもあり、誇らしくもありました。ちなみにユーザー数に関しては、無料アカウントも含めて30億人とのことです。
キーノート内での Gemini ( Duet AI ) のデモンストレーション
今回のキーノートでは、2つのユースケースを想定したデモンストレーションが実施されました。その内容を踏まえて、 Gemini ( Duet AI ) で何ができるのか、具体的なアップデート情報について説明します。
ドライブにある情報からプレゼン資料を自動生成
これも非常に面白いデモでした。ソースとなる Google ドキュメント を選択し、その元情報からプレゼンテーション資料を生成する内容で、「これは多くのビジネスパーソンが助けられる!」と確信しました。しかも、資料生成後、追加で「こういう内容のスライドを追加して」と Gemini ( Duet AI ) に指示を出すと、指示に合わせて新しいスライドを生成してくれました。非常に柔軟性も備えており、 Gemini が生み出す大きな可能性にワクワクが止まりませんでした。
※1 キーノートで実際に実施されたデモの動画はコチラです。
Google Meet が Gemini ( Duet AI ) でさらにパワーアップ
生成AIがリアルタイムで言語の壁を突破
まず、一つ目に驚いたのが、AIが自動翻訳してくれる機能です。例えば、私がよく体験することなのですが、海外の方と Meet で話をするとき、言語能力の問題で、相手の話についていけないことがあります。そういった時、 Gemini は300を超える言語ペアの中から対象の言語を自動検出し、リアルタイムで自動翻訳を実施してくれます。これは非常に助かる機能です。
会議に遅れて参加したユーザーを手厚くサポート
二つ目の注目機能は、「会議に遅れて参加した人をフォローする」機能です。これはよくありますよね。 Google Meet を利用している方なら誰しも経験したことがあると思います。途中から会議に参加したため、話の流れに追いつくのに一苦労したというのは本当によくあることだと思います。そんな時、 Gemini は的確なフォローをしてくれます。遅れてきた参加者が Gemini に「どんな話をしていたか」を確認することができます。 Gemini は要約した内容をこっそり参加者のユーザーに教えてくれます。これは非常に便利な機能だと思います。
※2 キーノートで実際に実施されたデモの動画はコチラです。
その他のアップデート
今回のキーノート以外の個別セッションやブースで紹介されていた機能についてもご紹介します。
Google Meet の会議でメモを取る時間を削減
全ての参加者が会議に集中できるように、 Gemini ( Duet AI ) はメモを取ったり要約を送信したりする人間の業務を代わりに実施してくれます。「メモを取る」機能を使用してメモ、アクション アイテム、ビデオ スニペットをリアルタイムでキャプチャでき、会議後に概要を出席者に送信することができます。また、会議に参加できないユーザーの代わりに会議に出席し、メッセージを伝えることも可能です。
Google Chat を利用して AppSheet アプリケーションを開発
Google Chat ほど、生成AIとの相性の良いアプリケーションはないかもしれません。 ユーザーは Google Chat と会話をしながら、 AppSheet アプリを開発することが可能です。これまでは、テンプレートやGUIを使って、アプリケーションを構築する必要がありましたが、今後は自然言語を利用してアプリケーションを開発することができます。
Gmailのコンテンツからスライドを自動生成
キーノートでは Google ドライブのコンテンツから Google スライドを生成するデモンストレーションを実施しましたが、 Gmailのコンテンツからスライドを生成することも可能です。 Google Workspace 上の様々なコンテンツから、新しいスライドを作成できることは、プレゼンテーションを行う全てのユーザーの生産性を爆発的に上げることは間違いないと思います。
まとめ
前述した通り、 Google Workspace は、1,000万社以上の有料顧客によって利用される、世界で最も人気のあるコラボレーションツールの一つです。今回発表された Gemini ( Duet AI ) は、私たち Google Workspace ユーザーが日常の業務をより効果的にこなすための革命をもたらすツールになると言っても過言ではないと思っています。企業が Gemini を導入することにより、生産性と効率性を大きく向上させることができ、ビジネスの競争力をさらに高めることが期待されます。今後も Google からのさらなるアップデートとともに、 Gemini がどのようにビジネスの世界を変えていくのか、非常に楽しみです。