Google は 2023 年 8 月 29 日(火)、チャットサービス統合ツール「Mio(m.io)」との提携を発表しました。
Mio とは?
「 Mio 」は企業内で利用されている各チャットアプリを接続し、異なるアプリ同士のメッセージのやり取りを可能にするサービスです。
今回の提携により、「 Google Workspace 」のチャットサービス「 Google Chat 」と、Mio と提携している既存チャットサービスとの間で、メッセージの送受信がシームレスに行えるようになります。
ただし、このサービスは有料プラン「 Google Workspace 」アカウント向けで、現在はベータ版として提供されています。一般利用は2024年初頭に解禁される予定です。
ベータ版の申し込みはこちら:https://www.m.io/schedule-a-call
Mio は、企業内で利用されている各チャットアプリを接続し、異なるアプリ同士のメッセージのやり取りを可能にするサービスです。
これにより、例えば「Slack」から送信されたメッセージを「Google Chat」で受信することが可能になります。
Mio が利用可能なエディションは?
Mio が利用可能となるのは、以下の Google Workspace のエディションです。
Business Starter
Business Standard
Business Plus
Essentials Starter
Enterprise Essentials
Enterprise Essentials Plus
Enterprise Standard
Enterprise Plus
Frontline Starter
Frontline Standard
Nonprofits
Google Chat と Slack の連携のメリットとは?
今回の連携は、ビジネスコミュニケーションの効率化に大きく貢献します。「 Google Chat 」と「 Slack 」という異なるチャットアプリ間でメッセージのやり取りが可能になることで、チーム内のコミュニケーションがスムーズになり、ワークフローの効率化が実現します。例えば、 Slack を使用しているチームと Google Chat を使用しているチームが同じプロジェクトで協力する場合、それぞれのチャットツールを切り替えてコミュニケーションを取る必要がありましたが、Mio の提携により、それぞれのチームが使用しているチャットツールをそのまま使用しながら、相手チームとのコミュニケーションが可能になります。
Slackから Google Chat への移行が実現可能になりコストダウンへ
この Mio の提携による相互運用性の実現は、コスト削減にも大きく貢献します。
Google Workspace の導入以前から Slack を利用しており、移行を断念していた場合でも併用期間を設けることで移行をスムーズに行えるようになります。
Slack を利用しているメンバーが Google Chat に慣れるまでの間、両方のツールを使用しながらコミュニケーションを取ることができます。また、Slack での既存の会話やデータを Google Chat に移行することも可能になります。
これまで Slack と Google Chat の両方を利用することで二重にかかっていたコストを削減することができ、移行に伴う作業時間や労力も大幅に削減することが可能となります。
まとめ
このように、Google と Mio の提携による相互運用機能は、ビジネスコミュニケーションの新たな可能性を開くものと言えるでしょう。今後の進展に注目が集まります。
吉積情報では、Google Workspace の導入・利活用をサポートいたします。
まずはこちらからお気軽にご相談ください。