注目ニュース①(2024/06/17)AppSheet Enterprise StandardはAppSheet Enterprise Plusに統合
AppSheet Enterprise Standard は AppSheet Enterprise Plus に統合され、月額20ドル(年契約)から利用可能になります。詳細な価格情報は、Google Workspace Admin Console で確認できます。
AppSheet Enterprise Plus では、AppSheet データベースの大幅な容量増加、エンタープライズデータソースへの接続、幅広い認証オプション、強力な管理ツールなどが利用可能になります。
既存ユーザーへの影響
AppSheet Enterprise Standard をご利用のお客様は、2024年6月17日に自動的にAppSheet Enterprise Plus の権限が付与されます。Google Workspace Admin Console 上では引き続きAppSheet Enterprise Standard と表示されますが、AppSheet にサインインするとアップグレードされた機能が利用可能になります。
新規購入方法
AppSheet Enterprise Plus の新規購入を希望される場合、Google Workspace 管理者にお問い合わせください。Google Workspace をまだご利用でない場合は、Cloud Identity Free で無料の管理者アカウントを作成し、ドメインの所有権を確認した上で、Google Workspace Admin Console から購入できます。
詳細はこちら:https://www.googlecloudcommunity.com/gc/Announcements/Updated-Availability-amp-Pricing-for-AppSheet-Enterprise/m-p/760045
注目ニュース②(2023/07/27)AppSheet Core が、Google Workspace のほとんどのエディションで無料付帯
AppSheet Core が、Google Workspace のほとんどのエディションで無料付帯するリリースがありました!!
AppSheet Core が無料付帯することで、企業内での業務改善を目的とした利活用がよりスムーズにできるようになりました。
詳細が気になる方はこちらの記事をご確認ください!
【2023年7月最新情報】AppSheet Core が Google Workspace エディションに含まれる!変更点まとめ
AppSheet の料金の基本的な考え方
AppSheet ではアプリを「公開」して利用してもらう場合に料金が発生します。
AppSheet で作成したアプリは、「公開(Deploy)」というプロセスを行うことで、多数のユーザーが使える状態になります。
「公開」しなければ課金はされません。どのような機能を利用しても無料です。
さらに、月に10人までは、「公開」せずとも「共有」することで、アプリを試験的に利用することが可能です。
これらを図で表現すると下記のようなイメージでしょうか。
こちらを踏まえた上で、
公式のAppSheet 価格(英語)
を参照してみるとわかりやすいです。
公開さえしなければ基本無料という概念なので、「FREE」プランの説明はありません。(ここに載っていると全ての機能が使えるのに無料ということで混乱する表になりますよね)
公開しようとしているアプリが、
- Starter
- Core
- Enterprise Plus
のどのプランを必要とするかについては、下図の通りです。
上図は、プランごとの差異がわかりやすい部分を切り取ってみたものです。
例えば、Advanced App and Automation Features(高度なアプリと自動化機能)を利用したい場合では一番左のStarterでは足りないということになります。
プランの判断方法
そもそも無料で全ての機能が使えるので、「色々な機能を盛り込みすぎて気づいたら想定以上のプランが必要になってしまった」、ということになってしまうことがあります。
そうならないために、AppSheet には、現在のアプリが必要とするプランを判断する機能がついています。
作成したアプリの左メニュー「Manage」より、Authorのタブ内にある青色の「Analyze app features」となっているボタンを押すと、このように各プランで対応できるかどうかが示されます。
ここで唯一「NOT ALLOWED」となっている「PUBLISHER_PRO」というのは少々特殊なプランで、ユーザー数ごとではなくアプリごとに料金が発生するタイプのライセンスです。広く公開できる代わりに、「ログインを必要とする機能」などが有効になっているアプリは、公開不能となります。
また、「公開」作業を行う前の時点でのチェックも入るようになっています。
上図では、アカウントがそもそもライセンスを所持していないため、FREEプランでは許可されていない機能を持っているアプリの公開がブロックされている状態を表しています。
AppSheet 有償プランの導入方法
AppSheet のトライアルにて業務アプリとしての有用性が確認出来たら、有償ライセンスの導入をご検討頂く段階になるかと思います。
AppSheet の有償ライセンスの導入方法は大きく分けて3通りあります。
①AppSheet より直接購入
AppSheet にログイン後、My AccountよりBillingのページを開いていただくと、Starterプラン、またはCoreプランを選択して、ライセンス数、及び月契約/年間契約のいずれかを選んで頂くと、クレジットカード決済によるサブスクリプション契約が可能になります。
② Google Workspace のほとんどのエディションに付帯
Google Workspace のほとんどのエディションには、AppSheet Core プランが初めから付帯し、組織内のすべてのユーザーが利用することが出来ます。
詳しくは以下の記事をご確認ください。
【2023年7月最新情報】AppSheet Core が Google Workspace エディションに含まれる!変更点まとめ
組織や部門によって、AppSheet の利用可否を管理されたい場合は、下記URLのヘルプページをご参照下さい。
Google Workspace 管理者ヘルプページ
③ Google Workspace の代理店よりアドオン購入
現在 Google Workspace をご導入されている企業様は、Google Workspace の購入先である販売代理店より、AppSheet Enterprise Standard プランおよびAppSheet Enterprise Plus プランをアドオン(追加)購入することが可能です。
弊社であれば、ライセンスの販売のみならず、トレーニングやレクチャーの導入支援、導入後の技術サポートも請け負っておりますので、Google Workspace と合わせてご検討下さい。
まとめ
AppSheet の料金体系は、実際に運用し始めるまでは自由に試すことができ、試している最中でも運用した場合にどれくらいの費用感になるかをイメージしやすい形になっているという、利用者の利便性にとてもよく配慮された形になっています。
今後変更が入る可能性も十分ありますが、まずは気軽にお試し頂き、ノーコードツールならではのアプリケーション開発を体感して頂ければと思います。