Google Workspace Frontline とは
Google Workspace Fontline とは、Google Workspace のプランの1つで、主に現場スタッフ向けのサービスです。現場と、オフィスで働く担当者間のコミュニケーション・コラボレーションの促進を目的に開発されています。
1ユーザーあたり5 GB と、通常プランに比べて Google ドライブ の容量も少なめです。利用ユーザー数に制限がないことも特徴です。
Google Workspace Fontline は、Google Workspace の他のプランに比べて機能が絞られており、価格も従来のエディションより安価に済みます。
Google Workspace Frontline のプラン
Google Workspace Frontline プランを、以下2点紹介します。
- Frontline Starter
- Frontline Standard
Frontline Starter
Frontline Starter エディションは、主にメールや安全性の高いビデオ会議のほか、共有カレンダー、オンラインのドキュメント編集機能を利用できるプランです。
コラボレーション促進機能として、Gmail・Google カレンダー・Google ドライブ・Google Workspace ストレージ・Google Chat・Google サイトといった、Google Workspace の機能を利用できます。
また、管理機能には高度なエンドポイント管理・ドライブのログイベントデータ・データ保護に関する分析情報レポートが含まれています。
Frontline Starter エディションには、現場のコミュニケーション・コラボレーションを促進するために必要な基本機能が含まれています。
Frontline Standard
Frontline Standard エディションには、Frontline Starter の全機能に加え、以下のセキュリティおよび管理機能が含まれていることが特徴です。
- エンタープライズエンドポイント管理
ネットワークに接続されたデバイスなどを高度に管理すること
- データ損失防止( DLP )
組織外との相手とやり取りするファイルの管理
- コンテキストアウェアアクセス
ユーザーとデバイスの各種情報に基づきアプリへのアクセスを制御する
- Google Vault
Google Workspace の情報ガバナンス・電子情報を開示するためのツール
- Cloud Identity Premium
企業向けセキュリティ、アプリケーション管理、デバイス管理サービス
- Google Voice
無料の電話番号を持つことができる Google のサービス
重要なデータのやり取りが必要になるなど、安全性の高い環境が必要なケースにおいて、Frontline Standard を選ぶべきと言えるでしょう。
Google Workspace Frontline を活用できる主な働き方
Google Workspace Frontline を活用できる主な働き方を、以下3点紹介します。
- スマホ端末を利用した業務
- 外出など移動対応が多い
- 少量のデータを扱うことが多い
スマホ端末を利用した業務
1つ目は、スマホ端末を利用した業務です。
Google Workspace Frontline は、インターネット環境があればどこからでもアクセスできるため、現場向けのスマホを使った業務に活用可能です。
現場の業務は、PC ではなく、持ち運びしやすいスマホ端末を利用した業務が適しています。例えば、マンションで大規模修繕を行う現場担当者が挙げられるでしょう。担当者はスマホ画面を使うことで、簡単に修繕が必要な箇所などを入力、日報で報告することができます。Google Workspace Frontline を利用することで、現場の作業内容を簡単にクラウド上にアップロード、共有できます。
外出など移動対応が多い
2つ目は、外出など移動対応が多い業務です。
たとえば、常に外出している顧客先を行き来している営業担当者などに適しています。Google Workspace Frontline を使って電車などの移動時間や顧客と顧客訪問の間のカフェで業務をする時間などに、チャットなどを使って簡単に報告することが可能です。
Google Workspace Frontline は、外出など移動対応が多い業務に適しています。
少量のデータを扱うことが多い
3つ目は、少量のデータを扱うことが多いことです。
現場担当者は、システム担当者、分析担当者などのように大量データを扱いません。システムへの入力や社内システムで情報を調べるなど、少量のデータを扱う業務が多いことが特徴です。そのため、利用可能な容量が少ない Google Workspace Frontline のプランが適していると言えます。
Google Workspace Frontline の購入方法
Google Workspace Frontline の購入方法を、以下2点紹介します。
- Google 社の営業担当者から購入
- Google 代理店を経由した購入
Google 社の営業担当者から購入
Google Workspace Frontline は、Google 社の営業担当者へ連絡することで、直接購入できる可能性があります。
その場合、まずは Google 社による審査を受ける必要があります。合格した後は、自社で適したプランを選択し、その後細かな契約期間・支払い方法を確認するなどさまざまなステップを踏んで、手続きに進むのです。
Google 代理店を経由した購入
Google のパートナーである代理店を経由して、Google Workspace Frontline を購入する方法もあります。
吉積情報は、Google 社の厳しい認定水準をクリアする国内有数の Google 専門の販売・支援パートナーです。当社に Frontline を購入したいことをご相談いただければ、お客様に適したプラン相談や、導入を成功させるためのアドバイスいたします。
Google Workspace Frontline 購入時の注意点
Google Workspace Frontline の購入時の注意点について紹介します。
Google Workspace Frontline は現場作業者用のプランです。全社員が対象ではないため、対象の社員が適切かをあらかじめ確認しましょう。
Google Workspace Frontline は単体で購入ができません。Google Workspace の有償プランである Business もしくは Enterprise との併用が必須です。そのため、まずは代理店や営業担当者に相談の上、最適なプランを選択することが必要でしょう。
Google Workspace Frontline の導入なら吉積情報にご相談を
本記事では、Google Workspace Frontline のプラン内容や購入方法、注意点について紹介しました。Google Workspace Frontline は現場の業務に適した Google Workspace の機能を豊富に利用可能です。
Frontline Starter エディションでは必要な機能が全て搭載されていること、Frontline Standard プランでは、Frontline Starter の全機能に加え、強固なセキュリティおよび管理機能が含まれていることが特徴です。Google 社から直接購入することも可能ですが、サポートもしっかりした代理店を経由して購入することをおすすめします。
Google Cloud プレミアサービスパートナーである吉積情報は、Google 社の認定を受けたクラウド変革のエキスパート集団です。Google Workspace Frontline の購入サポートはもちろん、購入後の活用方法などについても、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションの提供、Google ならではのワークスタイル変革をご支援可能です。ぜひ一度お問い合わせください。