Cmosy(クモシィ)Googleドライブ まるわかりコラム

Google ドライブのためのバックアップツール
ドライブトランスファー

ドライブトランスファーで解決できること

「ドライブトランスファー」は、 Google ドライブに特化したバックアップツールです。ドライブ上に存在するファイルをオンプレサーバー、もしくは Google Cloud や Amazon Web Service のVMインスタンスにバックアップしたり、オンプレ上のファイルを Google ドライブに転送したりすることができます。オンプレ・クラウドサーバーから Google ドライブへの一方向だけでなく、 Google ドライブからオンプレ・クラウドへのファイル転送が可能です。

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※ 上記はあくまで1つのユースケースであり、逆方向のファイル転送も可能です。


ドライブトランスファーが注目される背景

ランサムウェアの社会問題化

ランサムウェアとは、コンピュータやネットワークに感染する悪意のあるソフトウェアの一種で、感染したシステムのデータを暗号化したり、システム自体をロックしたりして、使用できなくするものです。その後、攻撃者は被害者に対して、データやシステムへのアクセスを復元するために金銭(通常は暗号通貨)を要求します。これが「身代金(ランサム)」に相当します。

 

近年、ランサムウェアは企業に甚大な被害をもたらしています。攻撃者は企業のデータを暗号化し、復元のために高額な身代金を要求します。この被害は単に金銭的な損失にとどまらず、業務停止や顧客情報の漏洩、企業の信用失墜といった深刻な影響を与えます。特に金融機関や医療機関、公共インフラに対する攻撃は社会的混乱を招き、被害は一層拡大します。

バックアップツールの重要性が高まっている

こうした脅威に対処するため、バックアップツールは不可欠です。定期的なデータのバックアップを行うことで、万が一ランサムウェアに感染しても、データの復元が可能となります。ドライブトランスファーは、まさにそういったリスクに対応できるバックアップツールとなります。


具体的なユースケース事例

衛星画像のバックアップに活用(TBSテレビ様)

TBSテレビ様はニュースで取り扱う衛生画像のバックアップツールとして本ツールを採用しました。ドライブトランスファーはNASサーバーから Google ドライブへのファイルバックアップツールとして活用されています。これにより、これまで手動で行っていた運用をドライブトランスファーによって自動化に切り替えることに成功しました。

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300万ファイル・4TBのファイルサーバを移行(北海道テレビ放送様)

北海道テレビ放送様は、ファイルの移行にドライブトランスファーを活用しました。移行期間は半年間で、移行により Google ドライブの強みを活かした運用を実施し、社内における業務効率化を実現しています。

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ドライブトランスファーの特徴

Google ドライブの制限を考慮

Google ドライブには、利用する上で様々な制限値が存在します。例えば、1日にアップロードできる容量や、秒間におけるアップロード・ダウンロード可能な回数に制限があります。ドライブトランスファーは、 Google ドライブにおける様々な制約を考慮した設計になっています。また、フォルダ構成を維持した状態のアップロードにも対応しています。

ログ閲覧用の管理画面の提供

ドライブトランスファーには実行結果を閲覧するための管理機能が備わっています。この機能により、実行結果の追跡を実施することができます。

コマンドラインツール

ドライブトランスファーはコマンドラインで動作するアプリケーションです。設定方法も非常にシンプルで、アプリケーション経由で Google 認証を実施するだけで、すぐに利用可能になります。動作環境は Windows や OS X 、Linuxを想定しています。OS機能を利用して、定期実行を行うことも可能です。


動作環境

推奨OS

Windows / OS X / Linux
※ OSにはJava14のインストールが必須です。
※ 管理画面 Google Workspaceのアカウントが必要です。

 

推奨ブラウザ

Google Chrome ブラウザは最新版をご利用ください 。

 

通信要件 

以下のポスト:ポートの開放が必要です。
  • 本アプリケーション:drive.transfer.cmosy.jp:443/HTTPS
  • Google 認証:accounts.google.com:443/HTTPS
  • ドライブ API:*.googleapis.com:443/HTTPS

まとめ

ドライブトランスファーは、ランサムウェアの流行といった社会的な背景から昨今注目が高まっています。企業の運営に必要なデータのバックアップや移行には、ドライブトランスファーをご検討下さい。

今回ご紹介したドライブトランスファーの機能詳細や導入のメリットなどについては、以下から資料がダウンロードできますのでぜひご確認ください。

森田 嶺

著者

森田 嶺
吉積情報株式会社 取締役 副社長。 大学卒業後、サーバーサイドエンジニア等の経験を経て、YOSHIDUMIに入社。Google ドライブ拡張サービス「Cmosy」「共有ドライブマネージャー」等、自社サービスの開発に従事。現在、Google Bard (グーグルバード)に関する記事を定期発信中!

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