谷川 歩美

調査革命!Gemini アプリの Deep Research と新モデルの使い方・使い分けとプロンプト例

調査革命!Gemini アプリの Deep Research と新モデルの使い方・使い分けとプロンプト例サムネイル画像

Google Workspace をご利用の皆様、そして、日々の業務を効率化したい、もっとスマートに仕事を進めたいと考えている皆様へ。

今回は、Google の AI、Gemini の大幅アップデート「Deep Research」機能と、タスクに応じて選択できるようになった新しいモデルについてご紹介します。これらの新機能は、みなさまの仕事を「もっと深く、もっと速く、もっとスマートに」 変える可能性を秘めています!

簡単!モデルの切り替え方法

Gemini アプリ で、Deep Research を含む各モデルを切り替える方法は非常に簡単です。

  1. Gemini アプリ  ( https://gemini.google.com/ ) を開く。
  2. 画面上部の「Gemini Advanced」の文字の横にある ▼(下向き矢印)をクリック。
  3. 表示されたメニューから、使用したいモデル(例:「1.5 Pro with Deep Research」)を選択。

DeepReseach記事画像1

Deep Research:まるで専属リサーチャー!複雑な調査・分析を瞬時に

Gemini アプリに新たに追加された Deep Research は、まるで専属のリサーチャーがいるかのように、複雑なテーマの調査・分析をあっという間に完了させ、分かりやすいレポートを作成します。

詳細は Google 公式ブログ
※英語記事のため Chrome の翻訳機能等をご利用ください

Deep Research の使い方

Step1:調査・分析してほしい内容をプロンプトとして指示します。
Step2:リサーと計画を Gemini が考えてくれますので、計画内容を確認し、必要に応じて修正します。
DeepReseach記事画像2

Step3:しばらくするとリサーチが完了しますので、内容を確認します。
※リサーチ中は Gemini アプリ を閉じても問題ありません。
※リサーチ結果は Google ドキュメント で開くことができます。

DeepReseach記事画像3

Deep Research のここがすごい!

  • 圧倒的な時間短縮: これまで数時間かかっていた調査が、わずか数分に!
  • 網羅的な情報収集: 膨大な Web 情報から、重要なポイントを逃さずキャッチ!
  • Google ドキュメントとの連携: レポートは簡単に共有・編集可能!

Deep Research の活用シーン

  • マーケター必見! 業界トレンド、競合分析、顧客インサイトを深掘り!
  • 営業戦略を強化! ターゲット顧客の課題を徹底的に洗い出し、効果的な提案を!
  • 経営企画の強い味方! 事業の現状分析から、未来の戦略立案までサポート!
  • 教育現場でも活躍! 授業や研究に必要な資料を、あっという間に作成!

Deep Research プロンプト例

「〇〇株式会社が抱える課題について、Deep Researchで調査してください。企業を取り巻く外部環境、内部環境、過去のニュース記事やプレスリリースなどを分析し、課題を明確にしてレポートにまとめてください」

このようなプロンプト(指示)を入力するだけで、Gemini が自動的に調査を開始し、詳細なレポートを作成してくれます。

4つのモデルで、あらゆる業務を効率化!

Gemini アプリでは、Deep Research 以外にも、タスクに応じて最適なモデルを選択できるようになりました。

モデル名 特徴 活用例
2.0 Flash 
Thinking Experimental
思考を示しながら、高速な応答と問題解決で、迅速な意思決定をサポート。多段階の推論に対応。 ・事業や開発の計画
・戦略の策定
2.0 Flash 日常的なタスクを効率化し、様々な業務をサポート ・資料内容・文章作成
・企画の作成
1.5 Pro 
with Deep Research
リサーチ計画を示しながら、複雑なテーマを調査・分析し、分かりやすくレポートにまとめる ・市場、競合調査
・技術、動向調査
2.0 Pro 
Experimental
高い精度と表現力を誇り、複雑な文章の作成や詳細な分析をサポート ・論文
・特許出願
・契約書
・広告クリエイティブ

これらのモデルを使い分けることで、より効率的に、そしてクリエイティブに業務を進めることができます。

各モデルのプロンプト例

  • 2.0 Flash (Thinking Experimental):「我が社の強みと弱みを分析し、今後 3 年間で市場シェアを 10 %向上させる戦略を、具体的な施策と共に立案してください。競合他社の動向、市場のトレンド、顧客のニーズなどを考慮し、実現可能な計画を提案してください」
  • 2.0 Flash:「新規顧客獲得のためのキャンペーン企画を立案してください。ターゲット、キャンペーンの目的、予算、期間は以下の通りです(詳細を記載)」
  • 2.0 Pro (Experimental):「新しいサービスのコンセプトを説明する動画スクリプトを作成してください。ターゲット顧客層に響くように、ストーリー性を持たせ、サービスのメリットを分かりやすく、魅力的に伝えてください」

普段使いはどれがいい? 筆者的推しモデルはコレ!

いろんなモデルがあって、どれを使ったらいいか迷ってしまいますよね? 調査以外の、例えばメール書いたり、企画のアイデア出ししたり…のような日常的なタスクだったら、個人的には「2.0 Pro Experimental」がおすすめです!

公式には、日常的なタスクは「2.0 Flash」となっていますが、「2.0 Pro Experimental」の方が、なんというか、ちょっと"デキるやつ"って感じがするんですよね。

表現力も高く、細かいところまでしっかり考えてくれるので、頼りになります!

ちなみに 2025 年 3 月 4 日時点では、「2.0 Pro Experimental」では、ドライブからのファイルのインポート機能などはありませんので、Gemini アプリのフル機能を日常的に、早く、汎用的に使いたい!という場合には、やはり「2.0 Flash」が良いのかもしれません。

もちろん、他のモデルも優秀なので、色々試して自分に合うものを見つけてください!

まとめ

Google Gemini のアップデートは、私たちの働き方を大きく進化させる可能性を秘めています。Deep Research と新しいモデルを使いこなし、よりスマートに、よりクリエイティブに、未来の仕事を実現しましょう!

ご不明な点や、さらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

谷川 歩美
谷川 歩美
吉積情報株式会社 カスタマーサクセス担当。 前職での Google Workspace の自社への導入経験を経て、 吉積情報では、お客さまの成功を願って日々活動中! Google Workspace や自社サービス「Cmosy」「共有ドライブマネージャー」等の活用促進を担当しています。
Chromebook & Google Workspaceで実現する!セキュリティ強化と業務効率化 セミナー

14:00-15:00 オンライン

Chromebook & Google Workspaceで実現する!セキュリティ強化と業務効率化 セミナー

詳細はこちら

Google Workspace vs. Microsoft 365 徹底比較! ~ Gemini で加速する生成AI時代の働き方~

14:00-15:00 オンライン

Google Workspace vs. Microsoft 365 徹底比較! ~ Gemini で加速する生成AI時代の働き方~

詳細はこちら

AppSheet ハンズオンセミナー~ノーコードでタスク管理アプリを作ってみよう!~

11:00-12:00 オンライン

AppSheet ハンズオンセミナー~ノーコードでタスク管理アプリを作ってみよう!~

詳細はこちら

データはすべてドライブへ!Google ドライブ運用まるわかりセミナー

14:00-15:00 オンライン

データはすべてドライブへ!Google ドライブ運用まるわかりセミナー

詳細はこちら

オンラインセミナー開催中

お申込みはこちらをCheck!

関連する他の記事をよむ