Google One とは何だろう、Google Worksspace など他の Google サービスとの違いを知りたい、と調べている方も多いと思います。Google One とは Gmail や Google ドライブなどの容量を有料で拡張できるサービスです。より多くのファイル・画像などを保存したいときに適しています。
本記事では、Google One の概要とメリット・デメリット、料金プランについて詳しく紹介していきます。
Google One とは
Google One(グーグルワン) とは、個人向けに Gmail、Google ドライブ、Google フォト などの保存容量を100 GB から拡張できるサブスクリプションサービスのことです。無料版では15 GB の制約があり、Google One を契約すればファイル・動画・画像ファイルなどを多く保存できます。
Google One には、100 GB から 2 TB までのプランが用意されています。
また、スマートフォンデータを自動的にバックアップする機能もあり、大切なデータを守ることも可能です。
Google One を契約すれば、24時間365日、Google のスペシャリストによるサポートを受けられるため、利便性を向上して安全に使いたい方におすすめです。
Google One のメリット
ここでは、Google One のメリットを以下5点紹介します。
- 容量拡張できる
- ストレージを家族で共有できる
- Google フォトの追加編集機能を利用できる
- サポートを受けられる
- Google Workspace のプレミアム機能利用可能
容量拡張できる
1つ目のメリットは、容量拡張できることです。
無料版では、Google ドライブ、Gmail 、Google フォトなどのすべてのサービスで合計 15 GB のストレージが提供されており、ドキュメントや画像、動画、メールなどを多く保存するユーザーにとって、すぐに容量が不足してしまいます。
Google One では、100 GB、2 TB など、必要に応じたプランを選択できるようになります。
また、家族と共有できるファミリープランもあるなど、複数人での利用も便利です。
Google Oneは、容量不足を解消し、便利なサービスを提供します。
ストレージを家族で共有できる
2つ目のメリットは、ストレージを家族で共有できることです。
Google One では、最大6名のファミリーグループを作成して、共有ストレージを利用できます。個別にストレージを購入する必要がなくなり、家族全体で効率的に容量を管理できるのです。
また、家族全員が共用できるファミリーカレンダーを作成すれば、予定の共有や管理が簡単になります。
Google One は家族でのストレージ管理やコミュニケーションを円滑にするためにも便利なサービスです。
Google フォトの追加編集機能を利用できる
3つ目のメリットは、Google フォトの追加編集機能を利用できることです。
Google One を使えば、写真の物の位置を変更したり、背景を変更したりするなど、写真を高度に編集できます。
フォト機能を利用すれば、複雑な編集を簡単にでき、プロレベルの仕上がりの写真を作成できるでしょう。
Google One で高度な編集機能を活用することで、写真をより美しく、魅力的に仕上げられます。
サポートを受けられる
4つ目のメリットは、Google からのサポートを受けられることです。無料の Google アカウントでは、問題が発生してもサポートを受ける手段が限られています。
Google One を契約すれば、電話、チャット、メールを通じて直接サポートを受けることが可能です。
ユーザーは安心して Google サービスを利用でき、万が一の際も対応してもらえます。サポート体制があることで、無料版に比べて時間と手間を省けるでしょう。
Google Workspace のプレミアム機能利用可能
5つ目のメリットは、Google One の 2 TB プラン以上を契約すれば、Google Workspace のプレミアム機能を利用できることです。
Google Workspace のプレミアム機能では、Google Meet での長時間のビデオ会議時間や背景雑音の除去と録画機能、Google カレンダーのプロフェッショナルな予約ページの設定と共有などが含まれます。
Google Workspace のプレミアム機能を利用すれば、個人ユーザーや小規模なチームでも、効率的に業務効率化を目指せるでしょう。
Google One のデメリット
ここからは、Google One のデメリットを以下2点紹介します。
- 手動で操作が必要な場合もある
- Google Workspace と併用できない場合もある
手動で操作が必要な場合もある
1つ目のデメリットは、手動で操作が必要な場合もあることです。
Google One は、Google のサービス上でのみ保存が可能です。そのため、PDF ファイルをローカルに保存したい場合は、Google ドライブから手動でダウンロードしてバックアップをとる必要があります。
Google One は便利なクラウドストレージサービスですが、サービスを通じてのみ保存が可能なため、利用者は手動でダウンロード操作する必要があるなど注意が必要です。
Google Workspace と併用できない場合もある
2つ目のデメリットは、Google Workspace と併用できない場合もあることです。
Google Workspace を利用している法人では、Google One を併用できません。企業や団体が容量を拡張したい場合は、Google One ではなく Google Workspace のプランを選択しましょう。
Google One は法人や大規模なチームでの利用には向いていないため、より業務に沿った形で利用できる Google Workspace の選択がおすすめです。
Google One の料金プラン
ここからは、Google One の料金プランについて、法人向けの Google Workspace のプランと比較しながら見ていきましょう。
|
Google One ベーシック
|
Google One プレミアム
|
Google One AI プレミアム |
Google Workspace Business Starter |
Google Workspace Business Standard |
Google Workspace Business Plus |
Google Workspace Enterprise |
月額
|
250
|
1,300 |
2,900 |
816 |
1,632
|
2,448 |
要お問い合わせ |
年額 |
2,500 |
13,000 |
設定なし |
8,160 |
16,320 |
24,480 |
要お問い合わせ |
容量 (1人あたり)
|
100GB |
2TB |
2TB |
30GB |
2TB |
5TB |
5TB (追加リクエスト可能)
|
機能
|
最大5人のユーザーと共有 |
・Google One ベーシック に加え、以下機能
・Google フォトでの編集マジック保存回数が無制限
・Google Workspace のプレミアム機能 |
・Google One プレミアムに加え、以下機能
・1.5 Proモデルを使用したGemini Advanced
・Gmail Google ドキュメントなどのGemini
・プレミアムプランに含まれるその他すべての特典 |
・Gemini アドオンが利用可能
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール
・100人まで参加可能なビデオ会議 セキュリティと管理機能
・スタンダードサポート |
・Business Starterに加え以下機能
・150人まで参加可能なビデオ会議、会議の録画
・スタンダードサポート(エンハンストサポートに有料でアップグレード可能) |
・Business Standardに加え以下機能
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、電子情報開示、データ保持
・500人まで参加可能なビデオ会議、出欠状況の確認
・高度なセキュリティと管理機能(Vault や高度なエンドポイント管理など) |
・セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、電子情報開示、データ保持、S/MIME暗号化
・1,000人まで参加可能なビデオ会議、出欠状況の確認、ノイズキャンセリング、ドメイン内ライブストリーミング
・高度なセキュリティと管理機能(Vault 、DLP、データリージョン、エンタープライズエンドポイント管理など)
・エンハンストサポート(プレミアムサポートに有料でアップグレード可能) |
Google One には、Google One ベーシック、Google One プレミアム、Google One AI プレミアムの3つのプランがあります。
Google One ベーシックでは、100 GB の容量を利用できるため、大容量ファイルや動画などの保存に適しています。また、5人でドライブを共有できるといったメリットもあります。
Google One プレミアムは、2 TB の容量の利用が可能です。Google One ベーシックの機能はもちろん、Google フォトでの編集マジック回数が無制限であったり、Google Workspace のプレミアム機能を利用することが可能です。
Google One AI プレミアムは、2 TB の容量に加えて、Google の生成 AI サービスの Google Gemini をGmail や Google ドキュメント上で利用可能です。
Google サービスをビジネスにもっと役立てたいという方は、法人向けの Google Workspace もありますので、上記表で比較してみてください。
また、Google One の支払い方法として、クレジットカードや銀行口座(米国のみ)、PayPal、Google Play の残高(一部の国と地域のみ)に対応しています。
参考:カードを変更してお支払いに関する問題を解決する | Google サポートページ
Google One なら Google Workspace もおすすめ
本記事では、Google One の概要とメリット・デメリット・料金プランを紹介しました。Gmail や Google Drive の容量を拡張したいなら、Google One の契約がおすすめです。安価な金額、かつ安全な環境下で容量を拡張できるため、Google サービスをより便利に活用できるでしょう。
一方で、Google One は個人利用に適したサービスであり、法人での利用は不可となっています。
Google Workspace は、Google スプレッドシートや Google カレンダーなどの各ビジネスツールとの連携や、24時間365日体制のサポート、高度なセキュリティ機能など、法人利用に役立つサービスが豊富に揃っているため、法人での利用をお考えの方は Google Workspace をご活用ください。
Google Workspace についてもっと知りたい、自社に合ったプランを知りたい、という方はGoogle Workspace のプレミアパートナーである吉積情報までお気軽にお問い合わせください。