Google Workspace のプランを比較
Business Starter
Business Starter は、Google Workspace の中で最もリーズナブルなプランです。セキュリティ保護されたビジネス用メールの Gmail、最大100人が参加できるビデオ会議、ユーザー1人あたり 30GB のストレージが含まれています。基本的なセキュリティや管理機能、標準サポートも提供されており、月額680円から利用可能です。個人事業主や小規模企業に最適なプランです。
Business Standard
Business Standard は、Business Starter の機能に加え、最大150人まで参加可能なビデオ会議と録画機能、ユーザー1人あたり 2TB のストレージを備えています。また、Gmail・ドライブ・ドキュメント・スプレッドシート・スライド・カレンダーなどに含まれるデータを包括的に検索したり、当日の業務の関連情報を提供するアシスタント機能である「Cloud Search」が含まれていることが特徴です。
Business Plus
Business Plus は、Business Standard の機能に加え、データを監査用に保持する「データのアーカイブ・監査(Vault)」機能が含まれたプランです。従業員が退職時にデータを削除していても、削除文を含めて過去のデータに問題がないかを調べることができるのです。
Enterprise Standard
Enterprise Standard は、Business Plus の機能に加え、Google Meet を使ったライブストリーミング(1万人まで)が可能といった特徴があります。また、セキュリティ面でさらに強化しており、個人情報・機密情報の漏洩を防ぐ「メール・ドライブデータ保護(DLP)」機能、ゼロトラスト認証が可能な「コンテキストアウェアアクセス」、「監査ログの BigQuery エクスポート」、セキュリティセンターの一部機能にも対応しています。
Enterprise Plus
Enterprise Plus は Enterprise Standard の機能に加えて、セキュリティセンターの全ての機能と、ワークインサイトの機能が搭載されている最上級のプランです。ワークインサイトとは、Google Workspace の組織の使用に関する詳細な指標を得られる機能です。管理者・マネージャー・人事担当者など高い権限を持つ方がダッシュボードを使って、Google Workspace の利用状況や従業員の勤務形態、グループ間のコラボレーションなどをデータから分析できるのです。
セキュリティセンターでは受信したメールから、標的型やフィッシングの検知から一元排除、外部公開されたドライブドキュメントの検知・共有解除などインシデント発見から対処まで即座に行える管理者ツールが備わっています。
Enterprise Essentials
Enterprise Essentials プランは、Gmail の機能を不要とする企業におすすめのプランです。Business/Enterprise プランに含まれているGmail と AppSheet Core 付帯機能は、Enterprise Essentials には搭載されていません。
そのかわりに、ストレージ容量は最大 25TB まで対応していること※、共有ドライブ、Google Meet の参加上限人数は250など、大容量のストレージを利用したい企業に適しているプランです。
※1人あたり1TBまで
Enterprise Essentials Plus
Enterprise Essentials Plus も Gmail の機能は含まれていませんが、その他の機能は Enterprise Plus と同一です。Google Workspace の最上級のプランを利用したいけれども、Gmail の機能は不要、という企業におすすめのプランです。
各プランについて詳しい内容を知りたい方は、吉積情報までお問い合わせください。
Google Workspace プランの比較ポイント
Google Workspace プランを比較する時のポイントを以下5点紹介します。
- 価格
- 機能
- ストレージ容量
- セキュリティ
- サポート内容
価格
1つ目の比較ポイントは価格です。
まず、自社の予算やニーズに合わせて、各プランの価格を確認しましょう。価格には月額料金と年額料金があります。
月額料金は短期間での利用や柔軟な契約に適しており、長期的に利用する場合は年額料金を選ぶことでコストを抑えられることもあります。
導入の際には、まずは価格を比較した上で、提供される機能とのバランスも考慮しながら、最適なプランを選ぶことが大切です。
機能
2つ目の比較ポイントは機能です。
Google Workspace のプランが違えば、搭載される機能も異なります。
例えば、Google Meet のビデオ会議では参加できる人数が異なります。Business Starter では最大100人、Business Standard では150人、Enterprise Essentials は250 人、Business Plus/Essential Standard では500人、Enterprise Plus/Enterprise Essentials Plusでは1,000人まで参加可能です。また、録画機能や会議の保存、ライブストーミングなど、より高度な機能が上位プランで提供されています。
Google Workspace を利用したいけれども、メールは自社の機能を使いたい、という場合はGmail が含まれていない Enterprise Essentials/Plus プランがおすすめです。
自社の業務規模や会議の頻度に応じて、必要な機能が揃っているプランを選ぶことが、効果的な活用につながります。
ストレージ容量
3つ目の比較ポイントはストレージ容量です。
Business Starter ではユーザーごとに30GB、Business Standard では 2TB、Business Plus/Enterprise Standard /Enterprise Plus /Essentials Plus では5TB、Enteprise Essentials では 1TB(最大25TB)のストレージが搭載されています。
業務で扱うファイルの種類や量によって自社に適したプランが変わるでしょう。例えば、大量のデータや動画、画像を頻繁に扱う企業では、より大きなストレージが必要です。
Google Workspace のプランを比較する時は、自社のニーズに応じて、十分な容量が確保できるプランかを判断しましょう。
セキュリティ
4つ目の比較ポイントはセキュリティです。各プランには、企業のデータを保護するためのセキュリティ機能が異なるレベルで提供されています。
Business Starter プランでも基本的なセキュリティ機能は備わっています。Business Plus 以上だと、Google Vault (データのアーカイブ監査)機能があり、従業員が退職などの際に、過去のデータに問題がないか確認することが可能です。
Enterprise Standard プランになると、ゼロトラスト認証が可能な「コンテキストアウェアアクセス」、Google MDM をつかって、Windows の端末機能( USB や暗号化など)を管理できる「Windows 詳細管理」、「モバイル端末管理」、データ損失防止をする「DLP(Data Loss Prevention)」など、強力なセキュリティ機能が加わります。
高度なセキュリティが求められる企業や、コンプライアンスが厳しい業界では、Enterprise Standard プランを選ぶことでより強固なデータ保護が可能です。自社のセキュリティニーズに合ったプランを選ぶことが、リスク回避に繋がります。
サポート内容
5つ目の比較ポイントはサポート内容です。
各プランで異なるサポートレベルが用意されています。
基本的な Standard サポートはすべてのプランで提供されますが、より迅速で手厚いサポートが必要な場合には、Enhanced サポートや Premium サポートへのアップグレードが可能です。Enhanced サポートでは、24時間365日対応や、優先的なサポートが受けられるため、迅速な対応が求められる企業に適しているでしょう。
また、Premium サポートでは、専任のアカウントマネージャーやセキュリティ相談も含まれ、さらに強力なサポート体制を提供します。プランを比較する時は、自社のサポートニーズに合ったプランかを確認しましょう。
Google Workspace のプランを選ぶ際にユーザーが考慮すべきこと
ここからは、Google Workspace のプランを選ぶ際にユーザーが考慮すべきことについて、以下4点を紹介します。
- 利用目的と必要な機能
- ユーザー数と利用規模
- 利用頻度とワークスタイル
- 予算とコストパフォーマンス
利用目的と必要な機能
1つ目は、利用目的と必要な機能です。
例えば、Google Workspace の導入目的が業務効率化の場合、ストレージ容量が大きく、より多機能な Business Standard 以上のプランが適しているでしょう。
コミュニケーションの活性化を目的とするなら、ビデオ会議やチャット機能が強化されたプランが有用です。セキュリティ強化が必要な場合は、メール・ドライブデータ保護(DLP)、コンテキストアウェアアクセス、監査ログのBigQueryエクスポートが含まれているプランが最適でしょう。
企業が達成したい目的に合わせて、各プランが提供する機能やサポートを比較し、最適なプランを選ぶことが成功の鍵となります。
ユーザー数と利用規模
2つ目は、ユーザー数と利用規模です。
各プランには、企業の規模やユーザー数に応じた機能や価格が設定されており、適切なプランを選ぶことがコスト効率や業務のスムーズな運用に直結します。
例えば少人数のチームであれば、基本機能を備えた Business Starter プランがコスト効果的ですが、大規模な組織では、ストレージ容量が大きく、より多機能な Business Standard 以上のプランがが適しているでしょう。
また、大規模の企業では、ユーザーごとにカスタマイズできる Enterprise プランが最適です。ユーザー数に応じた最適なプランを選ぶことで、無駄を省き、必要な機能を十分に活用できます。
利用頻度とワークスタイル
3つ目は、利用頻度とワークスタイルです。
頻繁に Google Workspace を利用する企業やチームでは、豊富なストレージや高度な機能を持つプランが求められるでしょう。
例えば、業務で大量のファイル共有やビデオ会議を行う場合は、Business StandardやBusiness Plusのようなストレージ容量が大きく、ビデオ会議の参加人数も多いプランが最適です。リモートワークを実施している企業でも同様のことが言えるでしょう。
利用頻度が低く、基本的な機能さえあれば十分な場合は、コストパフォーマンスの高いBusiness Starterプランで十分な可能性が高いです。業務のニーズや利用頻度に合わせたプランを選ぶことで、効率的かつ無駄のない運用が可能になります。
予算とコストパフォーマンス
4つ目は、予算とコストパフォーマンスです。
各プランには、機能やストレージ容量に応じて異なる価格設定がされていますが、必ずしも最も高価なプランが自社に適しているとは限りません。
自社の業務ニーズや規模に応じて、コストと機能のバランスを見極めることが大切です。予算を無駄にせず、必要な機能を確保するためには、慎重な選択が求められます。
次の章で説明しますが、Google Workspaceは無料トライアルが提供されているため、実際に試してから最適なプランを選ぶことも可能です。
Google Workspace のプラン比較ですべきこと
Google Workspace のプランを比較するときにすべきことを以下2点紹介します。
無料トライアル
Google Workspaceのプランを選ぶ際、無料トライアル期間中に、実際にどの機能をどれくらい利用するかを確認することで、自社に最適なプランを選ぶ判断材料を得られます。
例えば、ビデオ会議やストレージ、共同作業ツールの使い勝手や、セキュリティ機能のレベルが自社のニーズに合っているかを試せるでしょう。
また、社員がどの程度 Google Workspace を活用できるかも見極めることができ、導入後の運用がスムーズに進むかどうかも確認可能です。無料トライアルは、コストをかける前に実際の使用感を掴む絶好の機会です。
パートナーへの相談
Google Workspace のプランを選ぶ際、パートナーへ相談することをおすすめします。
代理店に相談すれば、自社に適したプラン選定から契約手続き、導入・運用サポートなどを提供してくれます。
Google Cloud プレミアムパートナーである吉積情報では、豊富な知識と経験を基に、最適なプラン選びをサポートします。専門的なアドバイスを受けることで、複雑なプラン選びや導入の不安を解消し、無駄なく最適なプランを選ぶことができます。
プラン選定後の導入、導入後の定着・活用までサポートするプログラムもあるため、長期的な伴走支援が可能となります。
Google Workspaceの導入を検討しているなら、ぜひ吉積情報に相談してみてはいかがでしょうか。
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Google Workspace のプラン比較なら吉積情報にお任せください
本記事では、Google Workspace のプラン比較と、比較ポイント、すべきことについて紹介しました。Google Workspace のプラン選びは、業務の効率化やコストの最適化に直結する重要なステップです。
吉積情報は Google Cloud プレミアパートナーとして、豊富な経験と専門知識を持ち、企業ごとのニーズに合わせた最適なプランを提案します。また、導入支援から運用サポート、トレーニングまで、包括的なサポートを提供するため、安心して導入を進められます。
Google Workspace のプラン選びに迷った際は、ぜひ吉積情報にご相談ください。