吉積情報WEB

2024年3月【Google Workspace 活用術】人事異動の季節到来!異動・退職に伴うアカウントの適切な管理について

2024年3月【Google Workspace 活用術】人事異動の季節到来!異動・退職に伴うアカウントの適切な管理についてサムネイル画像

いつもご利用いただきありがとうございます。
春は人事異動や退職が多い時期です。 Google Workspaceの管理者様は、異動や退職に伴い、ユーザーアカウントの適切な管理が必要となります。


本記事では、退職者や異動者が発生した場合に必要となる Google Workspace の対応と注意点をご紹介します。

(本記事は2024年3月時点の情報です。最新情報は Google 公式サイトをご確認ください。)

 

 

異動者アカウントの情報更新・ロールの見直し

ユーザー情報の編集

部署情報や役職情報などをユーザー情報に登録している場合、最新の部署名や役職名などに更新します。
Google管理コンソールを使用して、ユーザー情報の編集を行うことができます。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/6191788

グループメンバーの更新

異動者が所属していたグループメンバーを更新する必要があります。 

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/9400087

管理者ロールの変更・削除

異動者に管理者ロールを付与していた場合、異動後も必要なロールか確認します。
また、新たな管理者の設定を行います。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/33325

共有ドライブのアクセス権限の見直し

異動者のアクセス権限は、新しい部署や役職に基づいて見直します。

  • グループに対して共有ドライブのアクセス権を付与している場合は、前項のグループメンバーの更新を行うことで対応可能です。
  • 一方で、ユーザーアカウントに対してアクセス権が付与されている場合や、グループ化されていないメンバーがランダムに所属する共有ドライブは、権限の付け替えが必要になります。
  • Google Workspace では、共有ドライブメンバーの権限の一括更新はできないため、そのような、管理機能を拡張するツールを利用する企業も増えています。

共有ドライブの棚卸・権限の一括更新するには:Google ドライブの共有ドライブの運用・管理は どこが難しいのか?|ヨシヅミ

退職者のデータの移行

退職者が作成した重要なデータは、他のユーザーに移行する必要があります。

ドライブ内のファイル・カレンダーのデータ

  • 特権管理者は、ユーザーのファイルとデータ(共有ドライブを除くGoogle ドライブのフォルダとファイル・Google カレンダー)を、退職者ユーザー削除時の処理として、新しいオーナーに移管できます。
  • その他の手段として、すべての管理者(管理コンソールでアプリ≫Google Workspace≫ドライブとドキュメントにアクセスできる管理者)は、ユーザーのドライブ ファイル(共有ドライブ内のファイルも含む)のオーナー権限を、退職者ユーザーを削除する前に移行することもできます。
  • なお、共有ドライブに保存されているファイルは、組織やチームがオーナーとなりますので、そのユーザーが追加または作成していたファイルは残ります。
  • 退職者ユーザーがオーナーになっている Google サイト や Google フォーム も削除対象となります。事前に新しいオーナーに移管するか、共有ドライブに以降する必要があります。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/33314

カレンダー

  • ユーザーのメインのカレンダーについては、前述の通り、新しいオーナーに移行できます。
  • 共有カレンダーのオーナー権限を移行するには、その共有カレンダーについての変更および共有の管理権限を別のユーザーに付与します。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/calendar/answer/3708

Gmail

  • 退職者の以前のメールを別のユーザーアカウントに移行したい場合は、退職者のアカウントを削除する前に実施します。
  • 移行しない場合、メールはすべて削除され、復元はできません。
  • Google Takeout を利用する、またはデータ移行サービスを使用してメールを移行する等の方法があります。

離職した従業員のデータを保持するためのオプションとは:https://support.google.com/a/answer/11524030

  • ユーザーアカウントの削除後に、そのユーザーのメールアドレスに届いたメールを受け取るには、別のユーザーにメールをリダイレクトさせる必要があります。
別のメールアドレスへの受信メールのリダイレクト:https://support.google.com/a/answer/4524505

退職者アカウントの停止、削除、またはアーカイブ

退職者アカウントは、情報漏洩などのセキュリティリスクを防ぐために、速やかに削除または停止します。

アカウントの停止

育児休暇等、一定期間、休暇・休職をするユーザーがいる場合に有効です。

  • 退職者のアカウントはログインできなくなりますが、データは保持されます。
  • 退職者が所有するコンテンツのうち、他のユーザーと共有しているものは、引き続き共同編集者がアクセスできます。
  • 新着メールやカレンダーの招待状はブロックされます。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/33312

アカウントの削除

ユーザが退職する場合に必要となる対応です。
詳細やその他ユーザーを削除した場合の影響を、必ず下記の記事にてご確認いただくようお願いします。

  • 共有ドライブ内のアイテムを除き、退職者が作成したデータもすべて削除されます。
  • 削除したユーザー アカウントは、削除後 20 日間以内であれば復元できます。20 日間を経過するとデータは完全に削除され、復元できなくなります。詳細
  • 事前に前項のデータの移行方法を参考にご対応ください。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/33314

アーカイブユーザーライセンスを購入し、ユーザーにライセンスを割り当てる

ユーザーが退職後も、監査目的で一定期間、データを保持したい場合の対応です。

  • アーカイブしたユーザーアカウントにはログインできません。
  • ユーザーが Google Vault ライセンスまたは Vault を含むアーカイブ ユーザーのサブスクリプションのライセンスを持っている場合、ユーザーのデータは Vault の保持ルールと記録保持に沿って保護され、管理者はデータの検索と書き出しを行うことができます。

詳細は Google 公式ヘルプ:https://support.google.com/a/answer/9048836

セキュリティ対策の強化・研修の実施

  • 退職者や異動者による不正アクセスを防ぐために、パスワードポリシーの見直しなど、この機会に、セキュリティ対策の強化を検討します。
  • Google Workspace の利用研修を実施し、セキュリティ意識の醸成と運用ルールの再周知を行います。

💡活用術満載!GooTorialのご紹介

「Google Workspace 管理者のための いちばんわかりやすい教科書」

導入前後でしっかりと全社員に理解浸透を共有したい方に向けて、経験豊富なTOPエンジニアが豊富な実績と経験からの理想的な導入を専用動画でレクチャーするサービスです。
Google Workspace 導入・運用・活用の課題を解決したい方におすすめです。

GooTorial サービスページ:https://www.yoshidumi.co.jp/service/service-gootorial


吉積情報にて Google Workspace をご契約いただいているお客様は、無料で活用いただけます。
※Google Workspace 以外のサービスのみをご契約のお客様は別途ご相談ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

春は人事異動や退職に伴い、Google Workspaceの適切な管理が必要となります。
本記事で紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら:https://www.yoshidumi.co.jp/contact

 

吉積情報WEB
吉積情報WEB
吉積情報株式会社WEB担当チーム、コラボラボではGoogle Workspaceに関するブログ記事を掲載しています。
Google Workspace で始める生成 AI 活用: 選び方から定着まで徹底解説セミナー

14:00-15:00 オンライン

Google Workspace で始める生成 AI 活用: 選び方から定着まで徹底解説セミナー

詳細はこちら

Chromebook & Google Workspaceで実現する!セキュリティ強化と業務効率化 セミナー

14:00-15:00 オンライン

Chromebook & Google Workspaceで実現する!セキュリティ強化と業務効率化 セミナー

詳細はこちら

Google Workspace vs. Microsoft 365 徹底比較! ~ Gemini で加速する生成AI時代の働き方~

14:00-15:00 オンライン

Google Workspace vs. Microsoft 365 徹底比較! ~ Gemini で加速する生成AI時代の働き方~

詳細はこちら

オンラインセミナー開催中

お申込みはこちらをCheck!

関連する他の記事をよむ