堀川 茉莉絵

【2025年1月】Google Workspace、全プランにAI機能を標準搭載!Gemini 搭載の Google Workspace を解説!

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※本記事は2025年1月25日現在の情報を元に執筆しています。

2025年1月16日に、Google Workspace は生成 AI 機能を全エディションに標準搭載することを発表しました。

これまで、AI機能を使うには追加料金が必要でしたが、今後はBusiness Starter、Business Standard、Business PlusのどのプランでもAI機能が標準で使えます。EnterpriseとEnterprise Plusのプランでも、2025年1月中に使えるようになります。

以前は「Gemini for Google Workspace」というアドオン(月額2,260円〜)を購入する必要がありましたが、今回の変更でそれもなくなりました。料金体系がシンプルになったので、安心してAI機能を活用できます。

参考:https://workspaceupdates-ja.googleblog.com/2025/01/google-ai-workspace-business-workspace.html

 

AI 機能(Gemini)の標準搭載とは?何が出来るの?

2025年1月15日から Google Workspace の Business プラン、1月29日から Enterprise プランに、AI機能が順次展開されます。これにより、以前は Gemini for Google Workspace アドオンでのみ利用可能だった機能が、追加購入なしで利用できるようになります。

主なAI機能

Gemini for Google Workspace は、Google の最新 AI 技術を活用して、様々な作業を効率化し、創造性を高めることができるサービスです。

コミュニケーション

  • Gmail: メールの要約、返信作成、情報検索を AI がサポート。
  • Chat: 会話の要約、翻訳、返信作成を AI がサポート。

ドキュメント作成

  • ドキュメント: 文章作成、編集、分析、要約、画像生成を AI がサポート。
  • スライド: スライドの作成、画像生成を AI がサポート。

会議

  • Meet: 会議のメモを AI が自動作成。

データ分析

  • スプレッドシート: シートの要約、表や数式の作成を AI がサポート。
  • ドライブ: ファイル検索、分析、PDF 分析、ファイル分類を AI がサポート。

結局料金はどう変わるの?

Google は、より多くの企業がAIを利用できるようにするため、Google Workspace の Business と Enterprise プランにAI機能を標準搭載することを決定しました。

料金改訂(2025年3月17日以降~)

  • 年間一括払いの場合の月額(参考)

プラン名

新料金(円)

旧料金(円)

Business Starter

¥800

¥680

Business Standard

¥1,600

¥1,360

Business Plus

¥2,500

¥2,040

Enterprise Standard

¥3,060

¥2,600

Enterprise Plus

¥3,980

¥3,400

Gemini Business

¥0

¥2,260

Gemini Enterprise

¥0

¥3,400

 

既存 Google Workspace ユーザー(すでに Google Workspace を導入している企業 )への影響

2025年1月15日または29日より、順次AI機能が利用可能になります。

新料金体系は、2025年3月17日以降、または次回のプラン更新日のいずれか遅い方に適用されます。小規模企業(1~10シート)は後日自動的に変更されます。

Gemini 機能の展開を止めたい、コントロールしたい場合

対応エディション: Enterprise Standard、Enterprise Plus

※上記のエディション以外のユーザーはサイドパネルを無効にすることはできません。(2025年1月25日現在)

管理コンソール > 生成 AI > Gemini for Workspace > 機能へのアクセス

管理対象: Gmail、ドライブ、ドキュメント、Meet、チャットでの Gemini 機能 (サイドパネル含む)
詳細は下記ヘルプをご確認ください。

https://support.google.com/a/answer/15698295

新規 Google Workspace ユーザー(これから Google Workspace を導入される企業)への影響

これから Google Workspace を導入される企業のユーザーは、追加料金なしでAI機能を利用できるようになり、メールの作成、ドキュメントの要約、会議メモの自動生成など、様々な業務でAIのサポートを受けられるようになります。

Google からご購入の場合は、すでに改定後の料金の対象となり、代理店経由でGoogle Workspaceを新規契約するユーザーは、2025年3月17日から料金改定の対象となります。(※代理店によって変わる可能性があるので、お問い合わせください。弊社吉積情報株式会社のお問い合わせフォームはこちら

NotebookLM について

NotebookLMとは

NotebookLMは、アップロードした様々なソース(PDF、音声、ウェブサイト、ドキュメントなど)をAIが読み取り、その情報をベースに情報検索、質問応答、レポート作成、アイデア提案などを行う機能です。
チームでの知識共有を加速させるために、アップロードしたソースから分析情報を瞬時に入手し、ポッドキャストのような「音声概要」を生成できます。

https://www.yoshidumi.co.jp/collaboration-lab/introducing-notebooklm-ai-powered-notebook

NotebookLMには、NotebookLMとNotebookLM Plusの2つのバージョンがあります。

https://www.yoshidumi.co.jp/collaboration-lab/notebooklm-vs-notebooklm-plus

NotebookLM Plusは、NotebookLMの有料プランで、今までは Gemini for Google Workspace の機能の1つでした。

今回、Gemini for Google Workspace が Google Workspace に統合されたことにより、Business Standard 以上のエディションでは、NotebookLM Plusが無償で利用できるようになります。(2025年1月25日現在では、まだ使えるようになっていませんが、近いうちにGoogle Workspace のコアサービスとして NotebookLM Plus が登場します。)

Google Workspace データセキュリティとプライバシーについて

https://workspaceupdates-ja.googleblog.com/2025/01/google-ai-workspace-business-workspace.html

より抜粋しました。

お客様のデータはお客様のもの: Google がお客様のデータ、プロンプト、生成された回答を、お客様のドメイン外で許可なく Gemini モデルのトレーニングに使用することはありません。また、Google がお客様のデータを販売したり、広告のターゲット設定に使用したりすることもありません。

管理するのはお客様: Gemini はエンタープライズ グレードのコントロールを備えているため、お客様は機密データを保護しながら Gemini を展開できます。Gemini は、ユーザーがアクセス権を持つ、関連性のあるデータのみを取得します。また、Workspace の既存のデータ セキュリティとデータ主権の設定が自動的に適用されます。

コンプライアンスの維持: Gemini for Workspace と Gemini アプリは、SOC 1/2/3、ISO 27001/17/18、ISO 42001 を含む、安全性、プライバシー、セキュリティに関する包括的な認証を早期に獲得した生成 AI の生産性向上ソリューションであり、お客様の HIPAA の遵守も支援します。

詳細については、プライバシー ハブをご覧ください

ご利用にあたっての詳細

https://workspaceupdates-ja.googleblog.com/2025/01/google-ai-workspace-business-workspace.html

より抜粋しました。

管理設定: Gemini アプリや追加サービスとしての NotebookLM へのアクセスをオンまたはオフにする機能、会議中に Google AI でメモを取るかどうかを設定する機能など、さまざまな設定が用意されています。

詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。

データ保護設定: AI 分類、データ損失防止(DLP)、Information Rights Management(IRM)、クライアントサイド暗号化(CSE)といった Workspace の組み込みのデータ保護設定を活用して、機密データの特定、分類ラベルの適用、アクセスの制限を行うことができます。

使用状況レポート: 管理コンソールに表示される Gemini の使用状況レポートは、Business Starter、Business Standard、Business Plus のお客様には、2025 年 1 月 20 日よりご利用いただけます。Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus のお客様には、2025 年 1 月 29 日よりご利用いただけます。

Gemini 時代の到来、ユーザーへの生成 AI トレーニングは急務です!

Google Workspace に Gemini が統合され、従業員の皆様はこれまで以上に強力な AI ツールにアクセスできるようになりました。これは、業務効率化や創造性向上に大きく貢献する一方、 新たな課題ももたらします。

生成 AI を効果的に活用するには、適切な知識とスキルが不可欠です。

例えば、

  • プロンプトエンジニアリング: AI から質の高いアウトプットを得るためには、的確な指示(プロンプト)を与える必要があります。
  • 情報リテラシー: AI が生成した情報が常に正確とは限りません。情報源の信頼性を見極める能力が重要になります。
  • 倫理的な利用: 著作権やプライバシーに配慮し、責任を持って AI を利用する必要があります。

これらの知識・スキル不足は、 AI の誤用、生産性低下、セキュリティリスク に繋がることが懸念されます。

管理者の皆様には、 早急に 以下の対応を推奨いたします。

  • ユーザー向けトレーニング: 生成 AI の基礎知識、効果的な活用方法、倫理的な利用に関するガイドラインを周知徹底する
  • 社内ガイドライン策定: 生成 AI の利用目的、許容範囲、禁止事項などを明確化し、全従業員に周知する
  • 継続的なサポート: 質疑応答や FAQ の作成など、ユーザーが AI をスムーズに活用できるようサポート体制を構築する

Gemini 導入、そしてその先へ:AI は "使う" から "使いこなす" 時代へ

Google Workspace への Gemini 統合は、もはや AI を "使う" かどうかではなく、"いかに使いこなすか" が問われる時代になったことを意味します。

従業員の AI リテラシー向上、最適な活用方法の模索、そして倫理的な利用ガイドラインの策定… これらの課題に、多くの企業が直面しているのではないでしょうか?

そこで、吉積情報株式会社の AI Driven が、皆様の AI 活用を強力にサポートいたします。

AI Driven とは?:https://www.yoshidumi.co.jp/service/aidriven

AI Driven ならではの強み

  • Gemini 活用トレーニング:
    • 従業員向けの研修プログラムを通して、Gemini の効果的な活用方法を習得
    • プロンプトエンジニアリング、情報リテラシー、倫理的な利用など、実践的なスキルを習得
  • ガイドライン策定支援:
    • 貴社のニーズに合わせた AI 利用ガイドラインの策定をサポート
    • 最新の法規制や倫理的な観点も踏まえ、安全かつ効果的な AI 活用を促進

AI Driven 概要

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AI 活用を成功に導くには、経験豊富なパートナー選びが重要です。

吉積情報株式会社の AI Driven は、Gemini for Workspace の導入から活用までを包括的に支援するプログラムです。貴社のビジネスを必ず次のステージへと導きます。

まずはお気軽にご相談ください。

堀川 茉莉絵
堀川 茉莉絵
吉積情報株式会社 マーケティング部部長。 新しいものとAIが大好きなマーケティングオタク
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