Google 本社視察ツアーに潜入!視察の背景と吉積情報の取り組み
今回、Gemini for Google Workspace の販売促進に尽力した販売パートナーを対象に、Google から賞品として、Google Bay View Office の視察ツアーを提供いただきました!
今回、弊社 吉積情報もこの賞品を獲得し、サンフランシスコ視察ツアーに参加してまいりました。
パートナー企業の選定基準としては、Gemini に関するお客さまへのトレーニングやマーケティング活動など多岐にわたります。
吉積情報でも、無料のセミナーやコラム記事の公開、導入~定着まで伴走型の支援の実施、動画・テキストマニュアルの作成など様々な活動を行っております。
最近では、事例記事も公開しましたので、導入を検討している方や、活用方法にお悩みの方にご覧いただけると嬉しいです!
導入事例記事:研究現場のDXを推進:JT生命誌研究館が語る Gemini for Google Workspace の可能性
さて、今回のツアーでは、サンフランシスコの Google Bay View Office の視察ツアーとあわせて、Google 社内で Gemini に関してどのような議論がされているかなど、ここでしか得られない情報もお聞きしました!
関連記事:Google の最新AI「Gemini」ってなんだ? ChatGPT との違いや使い方をわかりやすく解説!
Google 本社 Bay View Office を徹底解剖!Gemini 誕生に関わる空間?!
Gemini や最新の Google のアイデアが生まれている場所は、一体どんなところなのでしょうか?どのようなオフィスでアイデアが生まれているのか少しご紹介したいと思います!
広大な敷地、個性的なビル、充実した施設
Google 本社は、まるで一つの街!広大な土地に、個性的なデザインのビルや充実した施設、 想像をはるかに超えるスケールでした。
このような創造性を刺激する環境で、Gemini は開発されているのだと感じます。
私が印象に残っている点をいくつか紹介します。
- Google の思想を体現するアートとモニュメント
- いたるところに、Google の思想を表したモニュメントやアート作品が設置されています。例えば、「つながり」をテーマにした広場には、海藻やクラゲのモニュメントやイラストが飾られていました。
- 自然光を最大限に活かした設計
- 天井照明はあまりなく、自然光がふんだんに取り込まれています。窓から差し込む光、光の広がり方…すべてが計算されていて、とても心地よい空間でした。
- ゆるやかにつながる開放的な空間
- 写真のマップでは分かりにくいですが、日本のオフィスとは違い、間仕切りが少なく、開放的な空間が広がっています。ゆるやかにつながることで、他のチームの動きも自然と把握できるようになっているそうです。
- 太陽光発電でエコにも貢献
- 屋根には、うろこのようなソーラーパネルがびっしり!電力の多くを太陽光でまかなっているそうです。
- 写真は自転車がメインのようになってしまっていますが…いたるところにこの自転車がありました!
- どこにいても自然を感じられる工夫
- 窓はもちろん、絵画や植物など、オフィス全体で自然を感じられるようになっています。自然から得られるリフレッシュ効果だけでなく、自然界からアイデアを得ることも意識しているのかもしれませんね。
- 至るところにあるマイクロキッチン
- 「半径〇m以内に食べ物がないといけない」というトップからの発言があったとかなかったとか・・・。数歩歩けば必ずマイクロキッチンがあります。食事をしながらのコミュニケーションの活性化などもあるのかもしれません!
Google のカルチャーとして、「コラボレーション」というのが重要なエッセンスになっていますが、人と人、人と自然、人と土地…すべてがコラボレーションしていると感じられるオフィスでした。
そして今、生成AIの Gemini が新たなメンバーとして加わり、人とAIのコラボレーションが加速していく時代が到来しています。
こんな素敵なオフィスで働く人たちが、どんな思いで Gemini を開発・販売しているのか…気になりますよね!次は、現地で得たGemini の最新情報をご紹介します!
関連記事:【事例】Gemini for Google Workspace を全社導入した理由と効果、そして乗り越えた壁
Google 社員が語る Gemini の今後の展望!日本語対応も遠くない?!
現地で、Google の社員の方から今後の情報や、Google 社内で議論されている内容をお聞きしました。
日本語では、先日からサイドパネル機能が利用可能になり、各 Google Workspace のアプリ上からシームレスに Gemini にアクセスし、自社データをより正確に、分析・加工ができるようになりました。
英語では、サイドパネルだけではなく、アプリ組み込み型の Gemini の機能も利用可能になっています。
- スレッドの要約・アクションアイテムの整理・チャットの内容について「どこかで誰かがこんなこと言っていたんだけどな」などの質疑応答
- Google Vids(新しい動画作成アプリ)の Gemini によるナレーション作成
など
上記のような機能が、言語設定を英語に切り替えるとご利用いただけます!その他今後も、各アプリ上での、追加機能が目白押しです!もちろんスプレッドシートやスライド内にも Gemini の機能が順次、搭載されています。日本語対応についても、そう遠くないとのことなので、楽しみですね。
先日 Google のセッション「Gemini at Work」でも、最新情報が取り上げられていたので、チェックしてみてください!
Gemini at Work:Gemini for Google Workspace の最新アップデートに加え、各業界における先進的な導入事例を紐解くGoogle のセッション
Gemini には、ここで紹介した以外にも多くの機能が搭載されています。では、具体的に Gemini をどのように活用すれば、業務効率化や生産性向上に繋がるのでしょうか?
関連記事:企業に Gemini for Google Workspace を推したい3つの理由
Gemini for Google Workspace 活用術! 初心者から上級者まで
Gemini の使い方やユースケースは書ききれないほどありますので、詳細はセミナーや今後の記事でもご紹介していきたいと思いますが、この記事では、Google 社員の方から聞いた印象に残った内容をご紹介します。
▶生成AIを使いこなして、もっと高度な仕事に挑戦したい!方へ
そんな方は、Gemini for Google Workspace で利用できる Gemini アプリ(Gemini Advanced)を活用いただくと、大きな変革を業務にもたらすことができます。
最近、Google Workspace に Gemini アプリ が無償付帯することになりましたが、付帯するGeminiアプリとGemini for Google Workspace で利用できる Gemini アプリ(Gemini Advanced)には大きな差があります。
Gemini Advanced は、最大100万トークンという圧倒的なコンテキストウィンドウを誇ります。これは、なんと約1,500ページ分の情報を一度に処理できるということです。高度なことをさせたいと思ったときには、往々にして、長いコンテキストを読み込ませる必要があります。膨大なデータや長文の論文記事、複雑なコードについて質問するなどといったことが Gemini Advanced なら可能です。
関連記事:Gemini の無料版と有料版、どっちを選ぶ?個人利用からビジネス活用まで徹底ガイド
Gemini は Business よりも Enterprise プランをオススメしたい理由
また、今すでに生成AIを使っている方は、Keepやドキュメント、PCのメモ帳などに、よく使うプロンプトや、プログラミングをする方であればコードを保存していたりしませんか?
そんなシーンで Gems が活躍します。Gemini for Google Workspace で利用できる Gemini アプリ(Gemini Advanced)では、Gems で事前に条件付けした自分専用のチャットボットを作ることができるので、今までのように、メモ帳からコピペする必要はありません。
関連記事:生成AIの可能性を拡張!Google Gemini カスタム Gems で「ルール遵守BOT」を自作してみた
【Google Gems】Gemini がもっと便利に:ファイルアップロードと AI 機能強化でユーザー体験向上
▶生成AIって難しそう…もっと簡単に使えたらいいのに…という方へ
そんな方は、Gemini for Google Workspace で利用できる サイドパネル を活用いただくと、すごく簡単で、直感的に生成AIを使えます。
Gmail、Docs、スプレッドシートなど、使い慣れた Workspace アプリの画面に、Gemini のサイドパネルが表示されます。
例えば、Gmail で長文メールを受け取った時、サイドパネルの Gemini に「返信を提案」とボタンを押すだけで、すぐに返信文を考えてもらえ、メールへの挿入もボタン一つです。
さらには、ボタンを押さずとも Gemini が能動的にドキュメントやスプレッドシートの内容を要約してくれます。「後で見よう」と今まで後回しになっていた確認作業が、概要を掴むだけなら1分足らずで可能になるため、すべて目を通さなくても重要な部分をスピーディーに一次情報として把握でき、作業の優先順位付けも楽になります。
その他にも、Docs で文章を作成する際に、Gemini に表現の提案や誤字脱字のチェックを依頼する、
スプレッドシート でデータ分析を行う際に、Gemini にグラフ作成やデータの解釈を依頼する、
など、様々なシーンで Gemini があなたをサポートします。
「どれから使い始めたら良いのか」、「自分にとって特にメリットになる機能はなになのか?」という方はぜひ参考にしてみてください。Google の社員の方がチームでどんな機能がだれの助けになるのか議論をした際に、一例として上記のようなポイントが上がってきたようです。
ここまで、Gemini for Google Workspace の新機能や活用方法について解説してきました。最後に、この記事の要点をまとめ、今後の展望について触れていきたいと思います
関連記事:【速報】Gemini サイドパネルが日本語対応開始!Workspace での AI 活用が加速
【Google Cloud Next Tokyo’24 の基調講演まとめ】Gemini for Google Workspace サイドパネル日本語版リリース決定!
まとめ
Google 本社は、 想像をはるかに超えるスケールで、まさに Google のイノベーションを象徴する空間でした。
Google のカルチャーを反映したアート作品や、自然と調和した開放的なオフィス環境は、創造性を育むための工夫が凝らされていました。
Google は1998年に設立されましたが、そんな Google が今、力を入れているのが生成AIの Gemini です。Gemini for Google Workspace では、Google Workspace と連携した、様々な新機能が日々追加され、私たちの働き方を革新しようとしています。
さらに、Gemini は膨大な量の情報を処理できるようになり、より高度なタスクをこなすことも可能になっています。
Geminiは、単なるAIツールではありません。それは、Google のビジョンを体現し、未来の働き方を変える可能性を秘めた、まさに次世代のコラボレーションパートナーと言えるのではないでしょうか。
今回のツアーを通して、私自身も刺激を受けたので、日本の企業のみなさまに Gemini がどのように使われていくのか、楽しみであり、そのお手伝いに邁進していきたいと感じました。みなさんも Gemini で日々の業務をもっと効率化し、より創造的な仕事に挑戦してみませんか?
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【速報】Gemini の Google Workspace 拡張機能がさらに拡大!カレンダー、Keep、Tasks との連携が可能に
■Gemini for Google Workspace 導入支援プログラム「AI Driven」
生成AI導入を検討している企業様向けに、Gemini for Workspace の導入から活用までを吉積情報が包括的に支援するプログラムです。
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